「元気ムラ大交流会2013」のご報告

9月8日、横手の秋田ふるさと村ドーム劇場にて、秋田県内で地域おこしや活性化に頑張っている集落や団体の方々が一同に集う、元気ムラ大交流会2013が開催されました。

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今回、男鹿からは鮪川集落はもちろん、お隣の五里合琴川、中石、そして加茂青砂、さらには男鹿中からも参加がありました。
実は、今回はの大交流会では、鮪川は担当ブースでの販売やピーアールだけではなく、ここ数年の活動内容を、大勢の元気ムラのメンバーの前で発表するコトになっておりまして、出発前、それなりに緊張をしておりました。

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最近は、男鹿市だけでも、さまざまな地域の動きが見えるようになってきました。

それぞれの集落には、それぞれの伝統に基づいたモノやヒトがたくさんあります。
そうした伝統を見直し、もっと延ばして、未来につなげていこうという動きも見えてきました。
琴川のすげ笠や、加茂青砂のつる編みなど。

それだけでなく、今まで見過ごされてきた地域の財産に、さらに価値を付けて新しいモノを生み出していこうという動き。
鮪川のクレソン栽培は、こちらの動きの一つに入るのかと思います。

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こうした動きが一箇所に留まらずに、各所で見えてきたのはよい動きなんだなぁ、と感じます。
今後は、こうした集落とも連携を取りながら動いていくことで、動きを加速させる可能性があるのではないかと思います。

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続いて、鮪川集落で、クレソン栽培をスタートされた発起人の一人で、自身もクレソン生産者である、鮪川自治会副会長の成田さんによる発表が行われました。

タイトルは「水を生かした収入源づくりについて」
水とはすなわち、鮪川にとっては滝ノ頭のコトを指すのは言うまでもありません。
それを生かしたクレソンの栽培、そして集落の中に直売所を開設することで、集落の一部のヒトだけにとどまらない活動を進めています。

やはり地域活性化の、大きな目標の一つには、地域の中に新しい産業、新しい経済の動きを作り出していくことだと思います。
もちろん、それが一番大変であることは間違いなく、まだまだ苦労も課題も多い状況ですが、そうしたコトについてもスライドを交えながら発表していただきました。

なお、発表内容の原稿とスライド画像をこちらの記事に掲載しておりますので、興味のある方はこちらを御覧願います。

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発表の後は、地域の食文化を紹介するための試食会の準備が始まりました。
鮪川のテーブルでは、お隣の中石から預かってきた、男鹿梨の皮むきと、鮪川のクレソンを使った、クレソンのシャブシャブなどの準備にかかります。
今回は、いつも鮪川直売所を手伝ってくれているお母さん達に手伝ってもらいました。
さすがに、台所での実力を存分にみせながら、手際よく準備が進んでいきます。

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鮪川のクレソンは、水が綺麗なおかげで、他所のクレソンに比べても苦味うやエグ味が少なくサラダにも使いやすいのが特徴ですが、さらにシャブシャブにして食べることで、苦味がほとんどなくすことができます。
試食された皆さんも、この味の変わり様には驚いていた方が多くて、クレソンというとお肉の付け合せという固定したイメージから、新しい活用法を提案できたと思います。

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準備ができると、端から次々と試食の方が訪れます。
鮪川のクレソンも美味しいですが、他所の試食もかなりの評判で、それぞれの地域には、まだ活かしきれていない素材がたくさんあることを実感すると共に、こうした素材をもっと磨いていき、それを集落の中で活かしていくことが必要だと感じました。

今後も、こうした発表会の中だけでなく、集落の中でも活動や、集落の外へのピーアールや販路の拡大など力を入れて行こうと思います。

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あきた元気ムラ大交流会2013 鮪川発表内容

今年は、あきた元気ムラ大交流会2013にて、鮪川の取り組みが紹介されました。
ここでは発表の内容を、原稿文とスライド画像で掲載いたします。

なお、交流会自体の様子はこちらの記事を御覧ください。

●地区紹介(鮪川)
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まず、【鮪川】が何処に有るかと言う事からご紹介します。
男鹿市は【なまはげ】などでご存じだと思うのですが、寒風山はご存知でしょうか?
住所で言うと、男鹿市五里合鮪川となります。
その寒風山の北東側(能代側)に五里合が有るんですが、その五里合盆地の中に集落がいくつか有るんですがその中の一つが【鮪川】に成ります。
もちろん【すげがさ】の【琴川】北限の梨産地の【中石】も五里合盆地の中に有ります。
五里合は「五の里が合」と書きました、昔は五つの集落だったとも言われてます。
【鮪川】は魚編に有と書き【まぐろ】と読みます、川は三本【かわ】と書きます。
私が自治会の会計をしてた時、領収書に一回で【鮪川】と書いてくれたお店は有りませんでした。
そのことからも【五里合】【鮪川】共読みずらい地名だなと言う事だわかるかと思います。

●なぜ自治会で活動を始めたか
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近年、鮪川にも少子高齢化の波が訪れ、耕作放棄地・空家などが現れはじめ、集落の人口も85世帯・245人程に成り、限界集落と言われる65歳以上の人口も50%に達しようとして居ります。
そんな流れを止められはしませんが、少しでも元気な鮪川を次世代に残すため、鮪川自治会では特産品の開発や直売所の設置・集落ホームページの立ち上げなど、新たな取り組みを2011年度からスタートさせて居ります。

●特産品の開発(クレソン)
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鮪川では特産品の開発にあたり古くから集落で飲んでいた、滝ノ頭の【水】を活かせないかと考えました。
集落内に位置する滝ノ頭は男鹿市で一番の水甕(一日2万5千トン)の湧出量を誇る豊かで綺麗な湧水です、その水を利用した(クレソン)栽培に取り組む事にしました。
栽培したクレソンは秋田・東京など各種イベントや、男鹿市内の肉屋さん・潟上・五城目のスーパーなどにも出荷できるように成り、少しずつ販路が広がりを見せてきて居ります。
又、(どこに行けば買えるの?)と言う問い合わせに答えて、滝ノ頭水汲みスポットにも(小鳥の巣箱)と冷やかされて居りますが、無人販売所を設けて居ります。
お陰さまでお客様からは品質が良いとお誉めの言葉を頂いて居ります。
ただ無農薬・無肥料で(安心・安全)なクレソン栽培に取り組んで居りますので、課題も多く有ります。 ひとつは、安全・安心で美味いんでしょうね?虫さん達がたくさん遊びに来て良く食べるんですよ!その時期に成ると全滅状態に成るんですよ。
当然のことながら、お店には出荷も待って貰っています。
どなたか虫の駆除方法について良いアドバイスなど有りましたらお知らせ願えればと思います。
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もうひとつは、やはり生産と販売が上手く並行して行けるかと言うことですね。
たいがいの所では育てる事は出来るが、販路がなかなか開拓出来ないと言うのが一般的かと思いますが、鮪川自治会でもそうした販路の開拓とコミ二ユケーションの確保から鮪川直売所の設置・鮪川のホームページの作成など情報発信にも取り組んで居ります。
鮪川直売所は毎週(水曜日)13時~16時まで行って居り、3年目と成る事からリピータも増えつつあります。
又、集落のホームページも3年目の運営と成り集落の年間行事の掲載などをして居ります。
集落出身者で関東方面に在住している人からは応援のコメントなどが送られて来て居ります。
クレソンについての問いあわせもホームページを見てくる方が多いようです。

●やってみて分かったこと
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クレソンを栽培してみて分かったことですが、クレソンの特性を知るのも大変時間が掛かりますが、私は物を売ると言う事(買って貰う)と言う事(商売)が一番大変だなと感じて居ります。
幸い私には良き仲間が居ります、秋田県主催の【地域活力プロデューサー育成塾】や廃校を利用して行われた、【五里合ものづくり学校】などのイベントなどで知り合った若い仲間です、その仲間達から繋がりクレソンも販路が広がりをみせているように思います。