2018年の鮪川のナマハゲ

2018年の鮪川をしめくくる最後の行事、ナマハゲが今年も滞りなく行われました。



ナマハゲに関しては、ユネスコ無形文化遺産登録ということもあって、非常に賑やかな年になりました。
鮪川でもナマハゲ役が一人増え、取り巻きで帯同してくれる人の数も例年より増えたようで、まずは良い影響があったようです。



先週のうちに編んでおいたケデを身に着け、またナマハゲ役が増えたコトでお面もあらたに一つ準備し、大晦日の空気感のなかでナマハゲの準備が進んでいきます。



今年は、幸いなことにお天気もおだやかだったため順調に家々を回っていきます。

こうして家々を回っていくのも大変ですが、実は迎え入れる方の家の皆さんも、なかなか大変です。



なにしろナマハゲのお面は視界が狭いので、まわりの人が補助しないと、すぐにあちこちぶつかってしまいます。
それでなくても、家々で出されるお神酒で酔いも回ってますから。

なので、迎え入れる部屋はきちんと片付けた上で、割られそうなガラス戸、壊されそうな障子戸なんかはあらかじめ外しておく家も多いです。

そうした上で、ナマハゲに出す御膳を用意して迎え入れます。

そうして家の当主との問答を行い、良い大人に育つようにと子どもたちを戒めて、次の家へと向かっていくのがナマハゲ行事です。



子どもたちにとっては、今でも怖いナマハゲでしょうが、昔に比べればずいぶんと優しくなりました。
昔は、ほんとにもっと怖いコトを平気でやってたはずですが、このあたりも時代の流れです。

こうして、今年も無事に鮪川のナマハゲを行うことができ、集落の一年を無事に締めくくることができてなによりです。
一年間、一緒になって支えてきていただいた集落の皆様に感謝したいと思います。

滞りなく行われたナマハゲ行事ではありますが、実際に迎え入れてくれた家は昨年よりも減りました。

人口減少という状況は何も変っていませんが、それでも集落の皆さんが、充実した暮らしを営んでいけるようにできる限りのコトはやっていきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

なまはげのケデ編み

大晦日を迎える一週間前の12月23日。

今年のナマハゲで使う、ケデ編みを行いました。



ケデというのは、ワラから作ったナマハゲが身にまとう衣装のことで、お面などと違って、毎年新しく作ります。
今年はナマハゲ役の方が一人増えたので、3匹分、9組を編み上げました。

お面だけかぶって吠えてても様になりませんので、これも年末を迎えるにあたって大事な準備の一つになります。



一口に毎年作りますと書きましたが、これが結構難儀な作業です。

ワラから縄をなうというのは、完全な手作業ですので初めての人が上達するまでには、かなりの時間と経験が必要です。
昔は日常作業でも使ってたので練習する機会も多かったでしょうが、今はケデ編みのときぐらいしか縄をなうとかしませんので。


また、縄をケデの形に仕上げていく工程も、集落ごとに作り方に違いがあったりするので、毎年作業をして作り方を年配の方から伝授してもらわないと、作れる人がいなくなってしまいます。
ネットを検索して、簡単に作り方が載ってるわけではないのです。



さらに縄ないに使うワラの確保も時代と共に難しくなってきました。

今の機械化が進んだ稲作では、稲刈りは大型のコンバインで行いますが、あれは通常は刈り取りと同時にワラを切り刻んでしまうので、手刈りや小型のバインダーで刈って、その後の工程を手作業で行う必要があります。

言うまでもなく凄く手間がかかります。

そうして刈り取り、乾燥させたワラも、はじめは余計な葉っぱ等がたくさん付いてるので、それらを取り除く「シベ取り」という作業が必要になります。
軍手をはめてワラを逆にすいていく、これも手間がかかる作業です。



ちなみに、今年の鮪川ではシベ取り用の道具を用意したので多少は効率化されましたが、それでも手間のかかる作業には違いない。

こうした準備作業あってのナマハゲです。
大晦日の当日だけの風習ではないのです。

ユネスコの無形文化遺産に登録されて、華やかな部分だけがニュースになっていますが、実際のところこうした作業を行える人の数がじわじわ減っている以上、うかれてばかりはいられないというのが各集落の本音なのかもしれません。

こうした準備を含めて、毎年ナマハゲが行える集落として続いていけるように、今後も頑張っていきたいと思います。

漬物交流会 in 鮪川

いつもお世話になっている、あきた元気ムラ!さんからのお話がありまして、元気ムラでチームを作って出品させてもらっている都内の某デパートさんの社長さんを交えて、各集落の漬物や漬物料理を使っての交流会が開催されることになりました。

会場はおなじみの鮪川の自治会館。

鮪川はじめ各集落から来ていただいたみなさん、元気ムラの方々、デパートの関係者の方、そして漬物名人の方にお集まりいただき、それぞれの自慢の漬物の試食しながらの交流会となりました。

どれも、きちっと手間暇をかけて、美味しく、見栄えもよく、どこに出しても絶賛されるような漬物が次々とテーブルの上に並べられました。
その集落、その家庭、ならではの味わいです。

デパートやスーパーでの販売を考えると、それなりの量を、ある程度安定して作らないといけないため、これをそのまま商品化するというわけにはいきませんが、工場で大量生産されている食品とは違った、丁寧な味付けに価値があるのは間違いないです。

既に、そうした課題や問題点を、様々な工夫や情熱でクリアして販売してる方々もいらっしゃるわけですから、そうした可能性に関してもできる範囲の中で探っていければと考えています。

秋の普請

集落の中の維持管理を行う普請。
今年の秋は、鮪川湧水会が中心になった行いました。

今回は夏の間に大きく伸びてしまった雑草の草刈りが中心です。
いつものようにたくさんの集落の方々が集まってくれました。

集落各所の雑草の草刈りとなると、大きな重機で一気に進めるというような事はできませんので、どうしても人手が必要になります。

こうした手間のかかる作業に積極的に参加してくれる皆さんがいるっていうことはありがたいことです。
人手なしには、集落の維持管理はままなりませんので。

未舗装の道路や脇。
水路にかかる草。
そして田んぼの周りの法面など。

特に、ここ数年、鮪川では小さな田んぼの段差をなくして大きな平坦な田んぼにする大規模な土地改良事業が進んでいて、結果として田んぼの周りの法面もかなりの面積になりました。
田んぼが平坦なぶん、法面が広く大きくなるので、ここの雑草を刈るのはなかなか大変です。

こうした作業を安全に効率よく進めることは、今後の課題になっていきそうですが、とりあえず今は地道に刈っていくしかありません。

お天気が良かったおかげもあり、みなさん慣れた作業ということもあり、作業は効率的に進んでいきます。
一日がかりではありますが、無事に予定した場所の草刈りも終了しました。

参加された皆様、お疲れ様でした。
集落で暮らしていく上で大切な作業になりますので、今度ともよろしくお願いいたします。